当社の技術について
当社は、機能性可溶性ポリイミド樹脂の設計・開発・製造・販売を一貫して手がける、ポリイミド樹脂に特化した専門企業です。 合成においては、熱および触媒を用いた直接イミド化法を採用し、溶剤に可溶な高性能ポリイミド樹脂を製造しています。 さらに、ポリイミド樹脂の原料となるモノマー(ジアミンおよびカルボン酸無水物)についても、独自に開発・特許化を推進。これにより、他社には模倣できない革新的なポリイミド樹脂を市場に提供しています。
優れた設計技術
一般的なポリイミド樹脂は、2〜3成分(2種類のジアミンと1種類のカルボン酸無水物)によって設計され、市販品の多くはフィルム形態で提供されています。これらは、ポリイミド本来の特性である耐熱性・高弾性・高強度・寸法安定性を備えていますが、特定用途に求められる機能性を十分に満たしていないケースも少なくありません。
当社では、設計段階から顧客ニーズを的確に反映し、複数種類のモノマー(ジアミンおよびカルボン酸無水物)を自在に組み合わせる独自技術を活用することで、用途に応じた機能性を備えた高性能ポリイミド樹脂の提供を可能にしています。 さらに、自社開発のモノマーを使用することで、他社製品との差別化を図り、独自性と競争優位性を確立しています。
製品の形態
一般的なポリイミド製品はフィルム状態で提供されますが、当社が提供するポリイミド樹脂は有機溶剤に溶解した状態(ワニス)でお客様へお届けします。
当社製品はすでにイミド化が完了しているため、他社が提供するポリアミック酸とは異なり、成膜時に低温乾燥(200℃以下)が可能です。
また、取扱いの面でも、室温(23℃以下)での保管が可能であり、長期保存性にも優れています。
構造AおよびBに異なる構造を自社独自で設計することで、目的とする機能(高弾性、高耐熱性、感光性、接着性、低誘電性、低熱膨張性、柔軟性等)を実現できる自社開発モノマーを使用しており、他社では模倣ができません。